| 2025年9月29日(月)鑑賞 イオンシネマ岡崎(スクリーン10 H-7) |
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2025年9月26日(金)公開 / 上映時間:132分 / 製作:2025年(日本) / 配給:東宝
【監督】 吉野耕平
【キャスト】
海江田四郎:大沢たかお / 市谷裕美:上戸彩 / 大滝淳:津田健次郎 / 山中栄治:中村蒼
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入江覚士:松岡広大 / 溝口拓男:前原滉 / 森山健介:渡邊圭祐 / 海渡真知子:風吹ジュン
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ニコラス・ベネット:リック・アムスバリー / ボブ・マッケイ:トーリアン・トーマス
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ジョン・A・ベイツ:ブライアン・ガルシア / ノーマン・K・ベイツ:ドミニク・パワー
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舟尾亮子:岡本多緒 / 景山誠司:酒向芳 / 曽根崎仁美:夏川結衣 / 竹上登志雄:笹野高史
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海原渉:江口洋介 |
【あらすじ】
日本政府が極秘に建造した高性能原子力潜水艦を奪い、独立国「やまと」建国を世界に宣言した海江田四郎(大沢たかお)は、その卓越した操舵で数々の海戦を潜り抜け、東京湾での大海戦で米第7艦隊を圧倒した後、国連総会へ出席するためニューヨークへ針路をとった。そんな中、アメリカとロシアの国境線であるベーリング海峡にさしかかったやまとの背後に、ベネット大統領(リック・アムスバリー)が送り込んだアメリカの最新鋭原潜が迫り、流氷が浮かぶ極寒の海で潜水艦同士の激しいバトルが幕を開ける。一方、日本ではやまと支持を表明する竹上首相(笹野高史)を中心に、衆議院解散総選挙が実施される・・・ |
【感想】
ひとりで観てきました。2023年9月公開の映画「沈黙の艦隊」、2024年配信のドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1 東京湾大海戦」の続編となります。2023年の映画「沈黙の艦隊」は、2024年ドラマ版の第1話から第4話の途中(モルッカ海峡の戦い)までの物語に相当します。2023年の映画「沈黙の艦隊」だけしか観ていないと、話が飛んでしまうことになるので、できればドラマ版を観てからこの映画を観る方がわかりやすく楽しめると思います。
この映画の魅力は、高度なVFX技術を駆使した北極海での「やまと」とベイツ兄弟(ブライアン・ガルシア、ドミニク・パワー)の「アレキサンダー」「キング」の原潜同士の戦闘シーンの迫力です。映像だけでなく高速で移動するかのような戦術にも面白さを感じます。前半はこの戦闘シーンの素晴らしさで一気にこの映画に中に引き込まれてしまいました。それとこの「沈黙の艦隊」の海江田艦長の戦いは、単に相手を撃沈するということではなく、相手のことを考えながらの戦術を選んでいることで心にぐっとくるものがあります。
そこまででけっこう満足感があってこの映画の山場は終わってしまったと思うくらいだったのですが、後半は総選挙に向けた政治思想や、選挙結果による連立、大滝(津田健次郎)による「やまと保険」の話などの政治的な話が主となってきて、今回の映画でもそこで平和に対する考え方を考えさせてくれます。
そして終盤に再度、ニューヨーク沖に到達した「やまと」と原子力空母「ジョン・F・ケネディ」を中心とした大艦隊との戦いで盛り上げてくれます。「やまと」はそこでも魚雷を打つことなくソナー音のみで、実質の勝利を得るという信念を見せてくれます。
この原作コミックを読んだ1990年代の頃は、登場する政治家が政治家らしく感じましたが、今の時代はアメリカも含めてこんなに物事を深く将来を見越した考え方をする政治家なんていないんじゃないかと思ってしまい、原子力潜水艦「やまと」と米第7艦隊との戦いよりも政治家のほうが現実味が無いと感じてしまいました。今は世界平和よりも自分の国の損得しか考えない政治家ばかりなので仕方がないのかなと思います。なので、海江田の平和への考え方は当時よりも今の方ががより理想になってしまっているのかも知れません。そんな今だからこそ、世界が平和になるためにはどうすればいいのかということを考えさせてくれるとても素晴らしい物語だと思います。原作コミックのその大事なテーマを映画でもしっかりと描き伝えていますので、コミックとのキャラクターの違いが多少あっても映画としては素晴らしい作品であると思いました。
コミック全32巻の終盤になってきたこの「沈黙の艦隊」ですが、この後は、国連総会での海江田の訴える内容とその姿、そこで起きる海江田の悲劇と続きます。それだけでは映画にはなりそうにはないので、今回の映画の内容も含めたドラマ シーズン2を期待したいと思います。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |
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