2026年1月30日(金)鑑賞 U-NEXT
2025年6月13日(金)公開 / 上映時間:127分 / 製作:2025年(日本) / 配給:バンダイナムコフィルムワークス
【監督】 松居大悟
【キャスト】
 石田(大槻)美雪:池田エライザ / 園田保彦:阿達慶 / 林鈴子:久保田紗友 / 酒井茂:倉悠貴 /
 長谷川敦子:山谷花純 / 増田亜由美:大関れいか / 桜井唯:森田想 / 西山晴子:福永朱梨 /
 安達大地:若林元太 / 坂東功太:池田永吉 / 土井翔:晃平 / 江口久人:八条院蔵人 /
 ロープウエイの係員:藤谷理子 / 石田章介:篠原篤 / 室井大介:前田旺志郎 / 佐野邦洋:長田庄平 /
 多岐川:マキタスポーツ / 友恵の母:町田マリー / 友恵の父:津田寛治 / 細田先生:尾美としのり /
 大槻和美:石田ひかり / 雨宮友恵:橋本愛
【あらすじ】
高校3年の夏、美雪(池田エライザ)の学校に保彦(阿達慶)という少年が転校してくる。ある小説に憧れて300年後からタイムリープしてきたという保彦と秘密を共有することになった美雪は、彼に恋をする。7月21日、美雪は保彦にもらった薬を使い、10年後の自分に会うためタイムリープする。未来の美雪は過去の自分に、自身の著書だという本を見せるが、それは未来で保彦が出会う小説だった。過去に戻ってきた美雪は、この夏の保彦と自分の物語を書いて時間のループを完成させることを約束し、未来へ帰る保彦を見送る。10年後、ようやく本を出版した美雪は、過去からタイムリープしてくるはずの自分を待つが、なぜか一向に現れない。謎を探るなかで同窓会に参加した彼女は、同級生の茂(倉悠貴)から驚きの真実を知らされる・・・
【感想】
長女の持つU-NEXTのポイントで、29日までの期限付きポイントが800ポイントあるとのことで、観たかった「リライト」(昨年公開)を購入させてもらって鑑賞しました。

高校3年生の時に300年先の未来から来た保彦と恋に落ちた美雪が、保彦がタイムリープするきっかけとなった小説をこの世に残せるのかどうかというストーリーなのかと思いながら観ていましたが、途中から予想外の驚きの展開で、面白い脚本になっているなぁという印象の映画でした。『「私だけの物語」のはずだった。』という意味はそういうことだったのかとそこでわかります。保彦がこの時代で夏の思い出を作らなければ小説は世に出るrことはなく、小説が世に出なければ保彦は過去にくることはなかった、そういう時間のパラドックスによるタイムループに陥ってしまうという設定です。

その考え方による全体の構成、時間の関係はよく考えられていると思いましたが、細かいところで理解できないところもありました。ひとつは、過去に来るきっかけとなった小説に筆者の名前は書いてあるはずなのではないか。ペンネームだとしても本名はわかるはず。なのに将来その小説を書く人物がわからなかったのか?それが一番気になりました。またラストのほうで、図書館に置いていた「少女は時を翔けた」の見本を美雪と雨宮が交換する意味はどういう意味なのか?その時に去っていく雨宮はどの時代から来た雨宮なのか?そのあたりが私の頭では完全にスッキリと理解できませんでした。

ただ、クラスの33人目がその小説を書いた人間だというのであるならば、33人目は雨宮であるはずなので、該当の小説は雨宮の書いた「エンドレス・サマー」ということになるのでしょう。それはあり得ますし納得できますが、そうだとしても、雨宮は文才ある人間だし同じ夏を経験しているわけだから、未来の美雪の小説を参考にする必要もないし・・・とかそこでもまた疑問がわいてきます。

そもそもタイムループというのは、変えた過去によって成り立つ未来という考え方なので、それは許されることなのかという疑問もあります。

そして、過去から来た美雪に10年後の美雪は結局なんと言ったのか・・・

なお、雨宮は保彦を未来に戻ることを引き止め夫になっていることは明白です。保彦でないと、あの薬の配合など変えることはできませんし、水道を直しているという台詞も最初のシーンにつながります。

面白い発想のタイムリープもので楽しめましたが、いろいろと書き記したように、腹に落ちないところや頭がループしてしまうところもあってモヤモヤは残ります。そこをもう少し理詰めしてもらえば、想像の部分を残したとしてもスッキリと観終わることができたかもしれないなと思ってしまいました。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。