2025年7月3日(木)鑑賞 イオンシネマ岡崎(スクリーン8 H-9/10/11)
2025年6月27日(金)公開[PG12] / 上映時間:129分 / 製作:2025年(日本) / 配給:東映
【監督】 三池崇史
【キャスト】
 薮下誠一:綾野剛 / 氷室律子:柴咲コウ / 鳴海三千彦:亀梨和也 / 都築敏明:大倉孝二 /
 前村義文:小澤征悦 / 堂前:嶋政宏 / 氷室拓馬:迫田孝也 / 山添夏美:安藤玉恵 /
 箱崎祥子:美村里江 / 藤野公代:峯村リエ / 戸川:東野絢香 / 橋本:飯田基祐 /
 氷室拓翔:三浦綺羅 / 薮下希美:木村文乃 / 薮下勇気:浅井陽人 / 段田重春:光石研 /
 大和紀夫:北村一輝 / 湯上谷年雄:小林薫
【あらすじ】
2003年。小学校教諭の薮下誠一(綾野剛)は、児童の氷室拓翔(三浦綺羅)に対する体罰をめぐり、保護者の氷室律子(柴咲コウ)に告発される。週刊誌の記者・鳴海(亀梨和也)による実名報道で、マスコミの標的となった薮下の日常は崩壊する。一方、律子は550人もの弁護団を結成し、民事訴訟を起こすのだが・・・
【感想】
冒頭の氷室律子の証言による薮下誠一という教師の姿は、胸糞が悪くなるくらい不快なものでした。このままこのようなシーンが続くならば最後まで観ることができないと思ってしまうようなものでした。しかし、薮下の証言で描かれる薮下は、律子の証言による薮下とは大きく異なり誠実で小心な人物でした。むしろ、「もっと強く言い返した方がよい」ともどかしく感じるほどでした。そういう大きな違いのある薮下は、綾野剛だからこそ演じられたのではないかと思える綾野剛という俳優の怖い面と優しい面の確かな表現力があってこそだったと思いました。

それにしても、学校というところ、教育委員会というところ、モンスターペアレントの存在、いろいろと問題を感じる映画でした。教師、教育委員会、親は、何を守り、何を教えるのかということを、もっと考えるべきだと思いました。どちらが悪いということではなく、おそらくケースバイケース。その時に、どういう行動で真実をしろうとするのかが大事であって、事なかれ主義や形式的な対応にならないようにすることが重要だと感じました。

また、マスコミや世間の人の対応も同じです。マスコミは売れるというだけで記事や放送を作り上げる危うさをもっと肝に銘じるべきだと思いますし、私を含めて世間の第三者は、一方的にマスコミや他人の言うことを信じて流されて、自分が正義であるかのような行動や発言を行うことの危険さをもっと自覚するべきだと思いました。

この映画は実話をもとに作られたものだそうですが、そうならば本当に恐ろしい限りです。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。