| 2026年1月17日(土)鑑賞 U-NEXT |
 |
2020年6月5日(金)公開 / 上映時間:70分 / 製作:2020年(日本) / 配給:トリウッド
【監督】 山口淳太
【キャスト】
カトウ:土佐和成 / メグミ:朝倉あき / アヤ:藤谷理子 / コミヤ:石田剛太
/
オザワ:酒井善史 / タナベ:諏訪雅 / フルヤ:角田貴志 / ナリタ:中川晴樹
/
キンジョウ:永野宗典 / イシヅカ:本多力 |
【あらすじ】
とある雑居ビルの2階。カトウ(土佐和成)がテレビの中から声がするので画面を見ると、そこには自分の顔が映っていた。画面の中のカトウから「オレは2分後のオレ」と語りかけられるカトウ。どうやらカトウのいる2階の部屋と1階のカフェが、2分の時差でつながっているらしい。「タイムテレビ」
の存在を知った仲間たちは、テレビとテレビを向かい合わせて、もっと先の未来を知ろうと躍起になるが・・・ |
【感想】
午前中に観た「リバー、流れないでよ」でヨーロッパ企画というのを知り、そこが「リバー、流れないでよ」の前作に同じように2分という時間を扱った映画を作っていたというので、夜にその映画「ドロステのはてで僕ら」という作品を観てみました。
ドロステというのは、ドロステ効果と呼ばれるものであり、写真や映像の中に同じものが限りなく小さく繰り返される視覚効果(無限に後退する映像)のことを言います。オランダのチョコレートメーカー・ドロステ社のチョコレートパッケージに書かれた絵がもととなって名付けられたそうです。
この映画では、2分の時間差のあるテレビ同士で同時会話できる現象が起きて、未来のことを知るために2分の時間差をドロステ効果を使ってずっと先の未来を知ることができないかと、ドタバタを繰り返すというストーリーです。しっかりと理解しようとすると頭が混乱してくるので、ドロステ効果を取り入れた未来を観るテレビと過去を観るテレビがあるという割り切り方で観る方が楽で面白く観ることができます。2分の時間差はテレビの間だけで結びついており、それぞれの時間軸が異なっているので登場人物は永久に交じり合わないという設定も、わかりやすくて良かったです。
2分という時間に翻弄されながらも、未来が見えて金儲けができるかもという欲で、登場人物がすんなりと現状を受け入れながらあれこれ考えて行動する様はとても面白くて楽しめました。「リバー、流れないでよ」と同じように、2分というひとつの時間の流れのサイクルはカメラの長回しで正確な時間で撮影していることがリアル感を出していますが、そのために撮影はけっこう大変だったろうなと想像できます。
「リバー、流れないでよ」と観る順番が逆でしたが、この映画を観ると、「リバー、流れないでよ」での2分や、タイムパトロールがまた出てきたということがつながっていることがわかり、ただしい順番で観たほうがより楽しめたのではないかと思ってしまいました。それでも十分面白かったですが。
ちょっとリアル感ないなと思ったのは、モニターの電源コードの異常な長さでしたが、それも面白さのためにはどうでもよいと思わせてくれる程度のことでした。
ヨーロッパ企画、笑いのセンスは侮れないかもしれません。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |
|
|