2025年9月4日(木)鑑賞 イオンシネマ岡崎(スクリーン1 I-8/9)
2025年8月29日(金)公開 / 上映時間:95分 / 製作:2025年(日本) / 配給:東宝
【監督】 川村元気
【キャスト】
 迷う男:二宮和也 / 歩く男:河内大和 / 少年:浅沼成 / 歩く女:花瀬琴音 /
 ある女:小松菜奈
【あらすじ】
地下通路に迷いこんだ男性(二宮和也)は、指示が記された案内板を発見する。そこには「異変を見逃さない。異変を見つけたら引き返す。異変が見つからなければ引き返さず、8番出口から外に出ること」と書かれていた。彼は同じ地下通路を何度もループしながら出口を目指す・・・
【感想】
怖い系の映画は長女が好きなので、そのお付き合いで私もよく観るようになってその耐性も少しずつ出来てきました。この映画も怖い系ということで、今夜長女とふたりで観に行ってきました。奥さんと末娘は、「ATEEZ」のコンサート上映を同じ映画館の同じ上映時間帯で観に行ってました。

異変を見つけてそれにあった行動をとらないとそこから出ることはできずに振出しに戻るというゲームを元に作られたということですが、それで映画としてどんなストーリーになるのか、ホラー映画としてどこまで怖い映画になっているのか、といったことを考えながら興味津々で観始めましたが、不気味さを少し感じるものの怖いという映画ではありませんでした。どうやって繰り返しのループから抜け出すのかというところへの興味のほうが上回りますし、ループから脱出することで、男が父親となるための覚悟を固めるといったようなヒューマンドラマっぽい設定の織り込みが強かったです。途中で現れる少年は、これから生まれるだろう男の子供と重ねていますし、この出来事は男が父親になる迷いの解消と決意を固めるために現れたものだと考えられます。よく考えられたストーリーだとは思いますが、ループ脱出の手段が異変を見つけるだけの単純な繰り返しですし、不気味ではあるものの特に恐ろしくて怖いシーンはありませんし、子供を持つ覚悟を固めるということにしては感動は乏しいですし、ちょっと物足りない映画でした。ラストシーンは、地下鉄車両の中で赤ん坊の泣き声に文句を言う乗客に、意を決して男が行動を起こすところで終わっていますが、実際に文句を言っている男をたしなめたのかどうかはわかりません。男の成長と変化が本物だったかどうかは観る人それぞれに任されているという感じが私は好きでした。

津波映像や、大きな声で赤ん坊が泣いたり声をだしたりするシーンがあるので、そんな映像に恐怖が蘇る人や大きな声に敏感に反応してしまう人は、ちょっと注意が必要です。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。