2025年8月13日(水)鑑賞 Prime Video
2024年6月21日(金)公開 / 上映時間:99分 / 製作:2024年(日本) / 配給:松竹
【監督】 前田哲
【キャスト】
 佐藤愛子:草笛光子 / 吉川真也:唐沢寿明 / 杉山桃子:藤間爽子 / 水野秀一郎:片岡千之助 /
 吉川美優:中島瑠菜 / テレビの修理業者:オダギリジョー / 海藤ヨシコ:清水ミチコ /
 美容師:LiLiCo / 倉田拓也:宮野真守 / 総合病院の窓口女性:石田ひかり /
 タクシー運転手:三谷幸喜 / 吉川麻里子:木村多江 / 杉山響子:真矢ミキ
【あらすじ】
数々の文学賞に輝き作家として成功した佐藤愛子(草笛光子)は、執筆活動を止め、鬱々と暮らしていた。ある日、中年編集者の吉川真也(唐沢寿明)がエッセイの依頼にやって来る。企画を成功させたい吉川に対して、執筆を断固拒否する愛子だったが、なかばヤケで連載を始めることに・・・
【感想】
構えて観なくても良い軽い映画ということで、以前からちょっと興味のあったこの映画を観てみました。草笛光子が好きな女優さんだったということもあります。原作は佐藤愛子の自伝エッセイです。

イライラしたりストレスを感じたりすることのない、素朴な笑いの映画でした。佐藤も吉川も、愛すべき良き昭和人気質を持っている人物として描かれています。今の人が見ればうるさくて鬱陶しい人物かもしれませんが、根は優しい人物なので嫌な感じがしません。このふたりの行動やエッセイの内容は、年を取りつつ生きる時の生きがいというものや、若い人や家族との関係・接し方など、古い人間としてはいろいろと考えさせられる内容でした。

私自身は時代にアップデートできていないとは思っていませんが、ふたりの信念や世の中への毒づきは共感する部分はあります。歳を取って落ち込んでいくのではなく、きちんと人を思う気持ちを持ちながら自分の信念を持って好きなようにユーモアを持って楽しく生きることが大切だということがよくわかります。そのためには頑固な中にも優しさや可愛らしさも必要なのだなということもわかります。私もそんなふうにうまく長く生きていければと思いました。

共感する部分や笑えるところが多くてとても楽しめる映画でした。

ただ気になるところもあって、佐藤愛子が電話中に倒れた時に急いで駆け付けた吉川を死んだふりして騙すシーンは笑えませんでしたし、吉川はいろいろと行動を指摘されても我が道を行くという頑固で個性の強いキャラクターのはずなのに、娘に一度言われただけで自分の非を察してしまうというのは、ちょっと端折りすぎで違和感を感じてしまいました。そこがちょっと残念なところに感じてしまいました。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。